姿勢改善の肩周りに巻くバンドは意味がありますか?
とご質問頂きました。
質問者さんご自身は
ゴムの力で肩が後ろに引っ張られ背筋がよくなる。
と言われてました。
人間は目が前についている。
必然的に作業は全て目の前でします。
だから
上半身が丸まるのは必然。
この丸まった上半身の筋肉にストレッチを掛ける。
という目的ならとっても良いと思われます。
でもね。
猫背の根本改善にはなりません。
赤ちゃんは猫背。
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もし赤ちゃんが姿勢が矯正ベルトしてみるとどうなると思いますか?
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はい。
泣いて嫌がります。
それはどうしてだと思いますか??
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そう。
それは窮屈だから。
それはカラダを全体として見た時に無理があるからです。
猫背になるには原因があります。
上半身だけ胸を張る。
それは良い姿勢ではないのです。
良い姿勢のコツ。
それはカラダ全体がラク。
一ヶ所でもしんどいところがあるならそれは美しくない姿勢です。
本当に良い姿勢は美しさと共存しています。
上半身だけの問題ではないのです。
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赤ちゃんは知っています。
全身で立つ位置。
全身の筋肉をバランスよく使って立つ位置。
猫背は赤ちゃん返りです。
猫背のあなたに圧倒的に足りないのは
全身の筋肉を使う事。
まず、立つ。
そして、歩く。
骨盤と肩甲骨の動きは連動しています。
歩けは歩くほど、真ん中の仙骨が杭の役目をし、骨盤に柔軟性と締りを与えてくれます。
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カラダは大小様々な筋肉や靭帯で繋がりあっています。
小さな筋肉は小さな筋肉なりの。
大きな筋肉には大きな筋肉なりの。
それは理想とする平和な世界と同じなのです。
一人一人、持てる荷物を持つ。
できる事をする。
そこは不公平や不平等という言葉ではなくお互いを活かしきる世界。
カラダと世界の構造は同じ。
一ヶ所だけラク。
ドコカだけしんどいは不自然なのです。